国民年金の特別催告状


赤い封筒が届いたら危険!?

危険度は信号と同じで、赤い(ピンク)封筒が最も危険!

「特別催告状」は、国民年金保険料の支払いに関係しています。年金保険料を支払うことは国民の義務ですが、経済的に苦しい、年金制度に不信感を抱いているなどの理由で未納のまま放置している方も存在します。

しかし、国はそれを放置しません。まずは電話や文書の送付、自宅訪問によって「納付督励」と呼ばれる支払いの催促が行われます。それでも未納が続く場合に、特別催告状が郵送されます。

特別催告状とは、日本年金機構から送られてくる年金保険料の請求書のようなものです。最初は封筒の色が青で、次は黄色、最後に赤い封筒で送られます。

封筒の色が示す危険度は信号と同じで、青はまだ余裕があり、黄色が要注意、赤(ピンク)は危険という意味です。封筒が青のときは未納状況の説明程度の内容ですが、赤になると、財産差し押さえの準備に入ることを説明するなど、強い警告に変わります。

赤になるまで放置していいということではありませんが、封筒の色とその危険度は覚えておいて損はないでしょう。

実際に年間1万4,000件の差し押さえが実行されている

「特別催告状が届いても無視すればいい」という方もいます。それまで何度か書類が送られてきても何も起こらなかったので、これからも何も起こらないということはありません。そのままにしておくと財産が差し押さえられる可能性があるのです。

2018年度の財産の差し押さえは、約1万4,000件もありました。 条件は年々厳しくなっており、今年は差し押さえ対象外だったとしても、来年以降もそうとは限りません。国民年金保険料は支払う義務があるので、未納のまま放置することは避けましょう。

特別催告状が届いてから差し押さえまでの流れは、以下のとおりです。

最初の「納付督励」には、特別催告状の送付も含まれます。「最終催告状」は納付書とともに送られ、指定期限までに支払わないと財産の差し押さえが行われると警告するものです。2018年度は、約10万3,000件送付されました。

それでも未納が続く場合は「督促」に進み、督促状が送られてきます。延滞金がかかることや財産の差し押さえについて書かれており、本人だけでなく配偶者や世帯主にも送付されます。2018年度は、約6万6,000件送付されました。

そして最終的には「差し押さえ予告書」が届き、本当に財産を差し押さえられてしまいます。

未納分が追納可能であれば納付

未納分が追納可能な状態であるならば1日でも早く納付しましょう。国民年金の支払い状況は「ねんきんネット」を利用して確認可能です。未納期間分の後払いが可能であるかも確認できます。

 未納分については2年間遡って追納が可能です。少しでも早く納付することで老齢基礎年金の受給資格を得るための期間を維持できる可能性があります。将来受け取る年金を増やすためにも早期の納付を心がけましょう。

最寄りの年金事務所や役所に相談

国民年金保険料の支払いは国民の義務で、避けられるものではありません。払えないからといって未納のまま放置していると、後で大変な目にあってしまいます。そのため最寄りの年金事務所や役所の年金窓口で支払いの相談をしましょう。どうするべきかを教えてくれますし、他に困りごとがあれば担当部署などにつなげてもらうこともできます。

未納が続いていると年金関係の窓口に行くことは気が引けるかもしれませんが、問題解決のためにも相談に行きましょう。

社会保険

まなかつに加入して厚生年金に切り替わりましたが、過去に国民年金の未納がある方は、未納分がなくなる訳ではありません。国民年金の特別催告状が届いている場合は、最寄りの年金事務所や役所へご相談してみて下さい。

https://www.smbc.co.jp/kojin/money-viva/nenkin/0009

https://www.joyobank.co.jp/column/senior/unpaid_pension_consequences.html

※三井住友銀行,常陽銀行 参照

https://forms.gle/yxBuNLNMQVhhkxKf6

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